切る貼るつくる箱の本 ~BOX&NEEDLEの工夫を楽しむ箱づくり~
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BOX&NEEDLE、っていう貼箱の専門店があるのです。二子玉川と京都に。 京都の紙器メーカーさんが始めた世界初の貼箱のお店。 世界中から集めた美しい紙を、職人さんが手貼りして箱を製作されています。 そのノウハウが詰まった書籍が発売されちゃいました。 ![]() もちろん即買いました!読みました! |
まずですね、貼箱っていうのは。 厚紙を芯にして、紙を貼って作られた箱のことです。 そして見てください。BOX&NEEDLEさんの貼箱の美しさ。 じつはワークショップも開催されているのですが、今回の本ではそのノウハウが美しい写真と解説で丁寧に公開されています。つまり作れますよ自分で。 もちろん職人のワザを再現するわけですから、ただ型紙を切ってできあがり、なんてことにはなりません。材料を揃えることも、練習だって必要です。 ですが解説の丁寧さにはきっとびっくりしますよ。 このカミノデザイン、たくさんの「じぶんでつくる」本を見てきましたが。 指の置き方の解説から、紙の流れ目まで説明されている本って、いままで見たことがありません。 材料はボール紙、貼る紙、ニカワ。ニカワはボンドで代用する方法も説明があるのですが、じつは他の材料・道具と合わせてネットショップで販売もされていて安心。 →(【BOX&NEEDLE on-line boutique】京都の職人による貼箱店さん) 構成も楽しいのです。 型紙に沿ってつくる箱から始まって、自分でサイズを決められる作り方へ進みます。 さらには家にある箱をリメイクする方法まで。 そしてインテリアで活かす方法から、お子さん用の工作で使ってみるアイデアへ。 最後に紙の紹介から、お店と箱の話で締めくくられています。 いやこれね、たとえば箱のリメイクだけでも1冊本が作れそうです。 とにかく読んでいるだけで楽しいもりだくさん。 そして本を眺めていることが、ちゃんと自分でつくるときのイメージトレーニングになってるのです。 |
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