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2014年3月 5日 (水)

なぜAmazonのダンボール箱はスカスカで大きいのかって言われてる件について カミノデザイン的見解

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コレクションを並べてみた これでもコンプリート率30%程度


カミノデザイン的見解をまとめると。

●ダンボール箱の種類はすでに100種類を超えてる感じ。すごく多い。
●スキマ無く積むために箱を均一化することは、重要視されてなさそう。 
●複数ぶんの注文なのに、一箱に入れて送られてくることも増えた。
●どの箱に入れるかは、人じゃなくてプログラムが選ぶ時代に。
●箱の大きさの最大の決定理由は、シンプルに安全率だと思う。
●最近のスカスカ率はどんどん低くなってる。

どういうことかというと…



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箱の種類は100種を超えるのでは?

ふつう運搬にはパレットやケージなど、決まった大きさの台を使うはずなのです。おそらくスキマなく台に載せるためには、箱のサイズが一定のほうが都合がいいのだろうと思ってました以前は。

ところが製作中のこのリストを見てください。→Amazonのダンボール箱一覧リスト

もしリストの空白がぜんぶ埋まるなら、箱の種類は全部で100超えちゃいますよ!
多い!多いよAmazonさん!いったい全部で何種類あるの?

だとしたら、同じ大きさの箱が1パレットに揃うのを待っていたら、逆に流通を止めてしまうことになります。む、それはなさそう。

とすると、箱のサイズを揃えてスキマなく台に載せるよりも、
・できるだけ一つの箱にまとめる
・できるだけ小さい箱に詰める ことの方が、ずっと効率は良さそうです。

そしてこの2点を本当に実現するシステムができつつあるようなのです。

 

できるだけ一つの箱で送られる傾向に

そもそもなぜ以前は箱が大きかったのかというと、システム上「一つの注文に一つの梱包」が原則の時代があったと思われるのです。

ところが最近は、複数の時期の異なる注文であっても、発送日が同じなら一つの梱包で送られる例を見かけます。発送メールは2通なのに荷物が1つで届いたときびっくりしました。これって履歴の照合や一時保管スペースなど、実現させるのはものすごい手間がかかることだと思うのですが。

 

最適な梱包を決めるシステムが完成したらしい

さらに、より小さい箱で梱包するために、どうやらAmazonさんは人の判断に頼らなくていいシステムを開発したそうなのです。こちらにチラッと記載がありますよ。→Amazon.co.jp: 企業責任
いわく、『商品のサイズと重量に基づいて「最適な梱包サイズ」を決める新しいソフトウェアを開発しました』とのこと。

すごくないですか!商品の(しかも組み合わせた状態で)大きさをセンサーで測って、100種類もある箱から自動チョイスするんですよ。見たい、見たいよ!

またサイズが全く同じなのに強度(仕組み)だけが違うダンボール箱も確認しているので、「重量に基いて梱包を決める」という記述には説得力があります。

最近こんな例を確認しています。DSC_0033
左は旧式のXM02で、右が最近のXM02。先っちょに黒いマーキングが見られます。

このマーキングが最適の梱包を決めるソフトウェアとなんらか関連があるのでは、とにらんでます。ま、想像なんですけど。ま、今でも古いほうで来るこもともあるんですけど。

 

箱のスキマの最大の理由は安全率では

それでもスキマが多いと感じるとしたら、ひとつはあの革新的な発明、立体シュリンク梱包のせいじゃないかと。これですね。

IMG_0294
これを最初に見たのは何年前かもう覚えていませんが、とにかくびっくりしました。
これを台紙ごと箱の底に粘着剤で留めてあるのです。緩衝材を不要にする発明。

この方法、商品と台紙がピッタリ同じだと逆にうまくいかず、必ず余裕が必要になりますよね。スキマが大きいほうが安全率が高くなる方式なのです。
なのでスキマはゼロにできないけれど、できるだけ小さくするシステムを構築しよう、ってことだと思うわけです。

 

まとめ

さまざまなシステムの変更によって、スカスカ率は下がり続けていると思われます。

そしてそのシステムのために、Amazonのダンボール箱の種類はいまも増え続けているようですよ。実に数ミリ単位で箱の種類を変えてあるのです。人間の目では違いがわかりませんが、自動プログラムが梱包を判断するならそのほうが効率がいいのかも。

じつはあまり知られていませんが、過去の注文ひとつひとつについて、パッケージへの意見を送ることができます。→Amazon.co.jp ヘルプ: 梱包についてのご意見

海外の例では、話題になった「無人機による配送実験」や、何度も使いまわせるトートバッグによる配送を実現した例もあるようですよ。

というわけでまとめとしては、今後ますます梱包は効率化されるよ、ってことで終わりたいと思うのです。


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