2011カミノデザインが選ぶ10コンテンツ
今年の更新は今日までにしますね。
いや紙界を揺るがす2011年大ニュース!を紹介するわけじゃなくて(中にはそういうのもあるんですけど)単にカミノデザインが個人的に印象深いコンテンツを選んでるのです毎年。
なんだろう、リメイクだったり再利用だったりすることが、あらためてクローズアップされた年だったように思うのです。震災の影響もあるかもしれません。そういう目的にとって、紙って最適な材料なのですよ。
→メイクドゥ
ノコギリ、ヒンジ、ストッパー、ジョイントのセットになっているのですが。これらの道具で、ダンボールや紙などを切ったり穴を空けたりつないだりすることができますよ。
つまり材料はじぶんで探すわけで、この道具を手にした途端に周囲のモノに対する見方が変わっちゃう道具なのです。
→きかんしゃトーマスとなかまたち チューイングキャンディ
これって感動的に素晴らしい、って思ったのです。
ガムのつつみがみってガムを捨てるために使ったりするのですけれども。それがチューイングキャンディになれば、つつみがみは不要になります。「ごみ」から「楽しみ」に変わるアイデアですよね。→公式サイト
→みかん箱タイプのダンボールがあればはさみ1本でつくれる避難所パーティション【マゴクラ】
救援物資が入っているダンボール箱を使って、はさみ1本で簡易間仕切りを作ることができます。震災のあのとき、誰もが自分のできることって何だろう、って考えたのです。
→The Adventures of a Cardboard Box (LikeCOOLさん)
すべてのダンボールを扱う人たちに見て欲しいショートムービー。
子どもの想像力と、ダンボールの可能性を示すのです。こんなものを作りたい。作ります。
→scum chair (designboomさん)
これは!建築でいうコンクリート充填鋼管構造CFTですね。引っ張りに強いダンボールと、圧縮に強い充填剤が補完しあっています。このアイデアがダンボール製品に革命をもたらすかもしれません。
→amazonボックス大活用
5/24発売の週刊アスキーさんは、Amazonの箱特集でした。Amazonさんのダンボール箱が雑誌の特集企画になる事自体がすごいことなのですが、いまも全貌が明らかではない箱の種類を、サイズ別の一覧データベースにまとめてあるのです。
→Fedex: Always first truck (mifdesign_antennaさん)
もう今年の広告大賞にしたいくらいです。カラーリング、完全でないのに読めるロゴ、前輪と後輪。すべてがカンペキなデザイン。
→zu_tisch (monogocoroさん)
スーパーでよく見かけるトマトなんかが入ってるあの箱を、そのまま机に変換してしまいます。 元の箱には全く手を加えていない点がすごいのです。そういうアイデアを初めてみた気がします。
→6db (Lovely Packageさん)
ダンボール+輪ゴムで保持するパッケージ。大きさ別に追従し、取り出しも容易な素晴らしいアイデア。
もし輪ゴムが無かったら…それはもう、さらに膨大な組み立てと材料を要するパッケージになっていたはずなのです。
→the elastic band (Lovely Packageさん)
最後も輪ゴムを利用したパッケージなのですが。今年のパッケージ大賞にしたいくらいです。この輪ゴム、商品を見せているだけじゃなくてフタのホールドにも利用されているのです。
→Mona Lisa Remixed (design milkさん)
びっくりしました。もう誰が見てもわかるのです。たった140個の点で表現されたモナリザ。髪や顔や手の位置を見ていると、10×14個が絶妙な配置とわかります。表情まで見えるよう。
→請求書をプリンタ無しで出力する3つの方法 (デイリーポータルZさん)
後半に出てくる、青焼きをディスプレイで感光させる方法。製版と感光が同時にできているのです。もはやこれって発明。まったく新しい家庭用の印刷機器がここから産まれるかもしれません。ご存じ乙幡啓子さんの記事。
あ、10個超えちゃた。
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