« しおりをはさむ行為 | トップページ | 地球儀のいろ »

2011年2月 7日 (月)

デザインのひきだし12

デザインのひきだし⑫
→【Amazon】デザインのひきだし⑫

デザインのひきだし12が2/6に到着しました。

紙の仕事に関わるようになって7年、トムソン刃のミゾ巾の限界は知っていても、どうしてそうなるのかは知らないわけで、食い入るように読んだのです。

ふとこんなことを思い出しました。建築家に弟子入りした一年目、現場にひとりで打ち合わせに行き、あまりの無知ぶりに現場の工務店の社長に怒鳴られました。
「設計よりも大工の修行からやりなおせ!」

なるほどもっともと事務所に帰って師匠に報告すると、今度は師匠が激怒。すぐにその工務店に電話して、こう言ったのです。
「大工を育ててるんやない、設計者を育てとるんや!」
今から20年前の話です。

いま学生から同じような質問を受けます。現場を知るには設計者よりも大工から始めた方が良いのか?って。
なのでこう答えてます。師匠の受け売り。
大工が一生をかけて覚える知識のほとんどは、実は道具の手入れや材料の見極めなど肌で覚える経験と勘。設計者が知っておくべき現場の知識なんて、実はほんの数%でしかない。
だったら設計者からスタートしてもじゅうぶん覚えられるし、またそうしなければならない。

とはいえその数%を知るための建築の教科書は、いまもまったく存在しないので、やはり何年もかけて覚えるのです。

デザインのひきだし12に戻ります。紙を扱うデザイナーにとって、これは唯一の教科書になる、と思ったのでした。
付録も声をあげるくらいすごいですよ。

Amazonさんの写真では上下がまっすぐ写ってることも、驚きのための効果をあげていたりします。

|

« しおりをはさむ行為 | トップページ | 地球儀のいろ »

紙をあつかう本」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« しおりをはさむ行為 | トップページ | 地球儀のいろ »