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2007年7月 9日 (月)

袋とじ

結末が袋とじされた小説があります。

 歯と爪
歯と爪
物語のラストは袋とじになっていて、破らない限り読めないようになっています。その位置がまた絶妙。ご丁寧に巻末の解説文まで袋とじの中なのです。
また未開封なら返金保証とのふれこみですよ。でも絶対開けてしまうので、袋とじは本でできる優れた演出方法なのです。

袋とじといえば、泡坂 妻夫さんの生者と死者がありますね。
Amazonにリンクを貼っても意味がないくらい思い切り絶版なのですが。
袋とじというのは、通常「その中身を隠す」ために使われます。
でもこの本、袋とじを「読む順番を制御する」ために使っているのです。
それだけでもすでに発明といっていいくらいです。
・・・あ、といってもまだ読んでないのですけれども。

だってあれですよ、古書で買ったら間違いなく袋とじは破られているんですよ。

同じく泡坂 妻夫さんの本で、こちらなら今でも手に入ります。
しあわせの書―迷探偵ヨギガンジーの心霊術
しあわせの書

いやもういろんな方がレヴューを書いておられるので内容はお任せしますけれども。たしかに素晴らしいアイデアです。しかも420円。一冊買っても損はないと思います。
ただですね。表紙がどうしてもいただけないです・・・。

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コメント

泡坂氏で袋とじといえば、「秘文字」http://www.kudan.jp/osusume/himoji.html
なんてのもありましたね。
「生者と死者」は切り取り用とそのまま用の2冊購入するのが正しい買い方ですね^_^;

投稿: 日曜手品師 | 2007年7月12日 (木) 23時29分

>日曜手品師さん
ビックリしました。まったく知りませんでした。こんな本があったのですね。読めない本が出版されるなんて、その企画が通ること自体もビックリです。
問題の袋とじですが、教えていただいたリンク先の情報ですと、初版にはその解答編すら無かったということでなのですね。これも絶版なのは残念です。
貴重な情報をありがとうございました!

投稿: kaminodesign | 2007年7月13日 (金) 06時59分

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